私の名盤百選 vol.3
2007-04-09 Mon 15:07
ブルー・マーダー

 『Blue Murder』BULE MURDER(1989)

 人間の「怨みパワー」というのは時に良い方へ向く。このアルバムにJohn"殿"Sykesが込めた「怨みパワー」は凄まじい。それがこのアルバムを唯一無比にしているのかもしれない。恐らくそうだろう。
 
 「怨みパワー」の端的解説(私が勝手につけて、勝手にそう感じているだけなので信じ込まないように)
 John Sykesは自身のバンドTYGERS OF PAN TANGからTHIN LIZZYに加入(この経緯が素晴らしい話なのだが、長くなるのでまた別のところで)、そしてWHITESNAKEに加入。
 Sykesを得たWHITESNAKEは800万枚以上を売り上げることになる『WHITESNAKE』Albumを完成させた。しかし、発売される頃にはSykesはバンドにいなかった。解雇されたのだ。
 そしてBLUE MUDERを結成して、「怨みパワー」をこのアルバムに思う存分ぶつけた。
 このアルバムは全体的に暗い。ウェットといえばウェットだが、やはり暗い。どんなに明るい曲調だろうが、「怨みパワー」がアルバム全体を支配しているため殺気を放っている。それが最高に良い。
 一曲目の「Riot」からSykes節全開で、捨て曲なんてのは一切ない。全9曲息をつかせぬ流れ、特に「Riot」、「Jelly Roll」、「Billy」は途轍もなく良い。
 Sykesだけでなく、脇を固めるメンバーも凄い。
 BassはTony Franklin、DrumsはCarmine Appice、そしてプロデューサーはBob Rock。凄いというより贅沢だ。アルバムの内容はもっと贅沢だ。
 
 兄
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私の名盤百選 vol.2
2007-03-12 Mon 16:29
The Last in Line

 『The Last In Line』DIO(1984)

 Heavy Metalを聴きだした頃の私に多大な影響を与えてくれたバンドの一つ。その一つがRonnie James Dio率いるDIOだ。
 DIOの魅力といえば何よりもRonnie(Vocal)の凄まじさだろう。その凄まじさ足るや還暦を過ぎた今でも衰えることはない。
 彼は絶対音感を備えている、と何かで読んだことがあるが彼の歌声を聴けば、そんことはどうでもよく思える。そう感じる(特に6曲目の「Evil Eyes」での歌唱)。
 そして、そんな凄まじいRonnieと双璧を成す程に私が好きなのが、影響されたのがGuitarのVivian Campbell(現DEF LEPPARD)である(私に「Vivian」と問うならば、リーでもスーでもウエストウッドでもなくキャンベルと答える)。
 彼は当時流行していた超絶技巧とは違い(彼が下手だといっているわけではない)、何かこう味があるというか、いぶし銀なところ(彼に華が無いといっているわけではない)が堪らなくカッコいい。特にピッキング・ハーモニクスが良い(ギターのテクニックの一つ。彼から受けた影響で一番大きいのがこのテクニック)。
 そんなDIOの中で一番好きなアルバムがこの2ndだ。1stも3rdも良いが、群を抜いてこのアルバムが好きだ。特に1曲目から2曲目の流れが素晴らしい。そして、その2曲が何よりも素晴らしい。

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私の名盤百選 vol.1
2007-03-05 Mon 15:33
Permanent Waves

『Permanent waves』RUSH(1980)

 このアルバムは私が最初に購入したRUSHのアルバムであり、RUSHのアルバムの中で、今まで聴いたプログレ系アルバムの中で愛して止まない1枚。
 このアルバムを聴いた瞬間にそれまでのHeavy Metal一辺倒だった音楽観が引っくり返るほど超衝撃的だった(同時に購入したKING CRIMSONの『 In the Court of the Crimson King』(邦題はクリムゾン・キングの宮殿)も衝撃的だった)。
 何度聴いてもRUSHの魅力はこのアルバムの中に要約されている気がする。
 Geddy Leeのベースと歌声。Alex Lifesonが創る空間と要所で聴かせるテクニカルなフレーズ。Neil Peartの歌詞世界と怒涛でありニヒルなドラミング。そして三人の個性が見事にケミストリーを、マジックを起こしたRUSHのポップで難解で哲学的な世界。
 1曲目の「The Spirit Of Radio」を聴いて性に合わなければ、RUSHというバンド自体が合わないだろう(例え他の曲が合ったとしても、私とは話が合わないことは確かである)。私は「RUSHのアルバム、楽曲で一番好きなのは?」と問われたら、考えるまでもなく、何の躊躇もなくこのアルバムとこの曲を挙げるだろう(ちなみに、好きなドラマーを問われたら「Neil Peart」と答える)。
 カナダ出身のバンドではRUSHが最も世界的に有名なバンドである(私の独断と偏見と愛を込めて)。しかし、残念ながらここ日本では超過小評価されてしまっている(AC/DCの様に)。何せ今日に至るまで一度しか、たったの一度しか来日していないのだ。1974年から2007年の今日に至るまでたったの一度だけ、1984年の一度だけ。私が2歳になるかならないかの時の一度だけ。
 RUSHが私のFavorite Bandの一つなだけに残念だ。是非来日して欲しい。その時まで何度このアルバムを聴くのだろう。

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