Three nil
2007-09-14 Fri 21:23
 首位攻防三連戦に相応しい激戦。クライマックス・シリーズなんてのはレティクル座に置いてあるかのような手に汗握る首位攻防。ペナント二位や三位が日本一じゃあねえ〜。
 まぁ、畢竟するとそれでも嬉しいのだけど。観てる方は気楽さ!
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ハツカネズミと人間
2007-09-08 Sat 05:48
ハツカネズミと人間 (新潮文庫)

『ハツカネズミと人間』スタインベック著

 日中戦争が始まった年に書かれたとは(憶え違いでなければ)……それを知らなければ到底思えないほど瑞々しい。根拠は全く無いがJ・アーヴィングも恐らくこの作品が好きなはず。だって後読感が似ている。しかし性質は全く違う。
 J・アーヴィングの作品には不条理が多分に流れているが、それを補うかのように優しさで包み込む温かいお湯のようなところがある。作品自体がハッピーというわけではないが、そこかしこに優しさが滲み出ている。J・アーヴィング先生は最高だ!
 同じくファースト・ネームがJhonのスタインベック先生。この作品には優しさもあり不条理がある。そして不条理が優しさを凌駕している。
 ジョージとレニーという好対照の二人。賢明で小男のジョージと暗愚で大男のレニー。なんとなくお笑い芸人のキャイーンを思い起こさせられる二人。レニーはウドに思える。しかしジョージは天野くんには思えない。彼には申しわけ無いが私の頭の中のジョージは痩せている。それでも二人の関係はキャイーンを思い起こさせられる。
 作品内容としてはページをめくる度にハラハラドキドキさせられる。しかしそのハラハラドキドキは燃え上がる灼熱のような熱さではなく、じわりじわりと炙られるような熱さで、後読感に浸るたびにジワジワと熱せられる熱さ。一瞬の局部火傷ではなく長時間に渡る全身火傷。そしてそう感じさせてもらえる小説が私は堪らなく好きである。
 カポーティやサリンジャー、太宰に堀辰雄。特にサリンジャー。彼は最高だ! 
『ハツカネズミと人間』に話を戻すとする。この作品において重要なのは始まりと終わりの位置づけではないだろうか。もちろん中間も大事である。中間が駄々くさになっていてはどうにもならない。『二十一世紀の精神異常者』の間奏に狂気のアドリブが存在するように!
 一個の人間。何が人間?
 
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スケッチ・ブック
2007-08-26 Sun 18:05
スケッチ・ブック (新潮文庫)

 『スケッチ・ブック』W・アーヴィング 著

この本を手に取った動機はハッキリと憶えている。
 J・アーヴィングを探す度に「JじゃなくてWじゃねえか。期待させやがって!」
 というようなことが頻繁に起こり、
「分かった、分かったよ。読めばいいんでしょ、読めば!」
 と、W・アーヴィングはな〜んにも悪くないのに上梓約200年後の極東で私は心の中で悪態をついて手に取った次第で御座いまする。
 しかも購入前に目次を見て「あっ! リップ・ヴァン・ウィンクルだ!」と小さく嬉々とし声を漏らしたんだから仕様が無い。
 私にとって「リップ・ヴァン・ウィンクル」は映画『野獣死すべし』で知っているだけだったので、まさかその引用元とこんな偶然の出逢いをするとは夢にも思わず、レジへと走った。
「偶然というのは廻り回って必然になるんだなぁ〜。一見関係無いような事柄物事でも無関係なんてことは、無意味なことなんてのはないんだ」、なんて哲学的なことをその時思ったかどうかは定かではない。
 さて、その「リップ・ヴァン・ウィンクル」は面白かったのか?
 答えは面白かった。この本の話の中で一番好き。それに「リップ〜」だけでなく「幽霊花婿」に「妻」、「ジョン・ブル」も秀逸。
 そしてなんといっても「スリーピー・ホローの伝説」に尽きる……と言いたいところだが、個人的には映画『スリーピー・ホロウ』の方が面白かった。しかし、原作というか土台(「スリーピー・ホロウ」の話はW・アーヴィングのオリジナルではなく一種の都市伝説のようなもの)を知った上で映画を観るのも一興ではないかと。

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スリーピー・ホロウ
2007-08-25 Sat 00:33
スリーピー・ホロウ

 原作を読んだ上で観る映画というのは意識無意識の如何にせよハードルが高くなってしまう。
 小説は小説、映画は映画、ドラマはドラマ……分かっちゃいるけど中々割り切れない。映像化するのなら脚色したり端折ったりは至極当然のこと。でもねぇ、そう簡単に割り切れないんだよ、というのが本音である。
 例えばカポーティの名著『ティファニーで朝食を』。
 この名著が映像化されているのはあまりにも有名です。主演女優はオードリ・ヘップバーン嬢。
 有名な映画です。評価の高い映画です。長年に渡り愛されている映画です…………

 だから何?

 私は映画『ティファニー〜』のオープニングでホリー・ゴライトリーが朝食を、あのティファニーの前でサンドウィッチ(の様な物)を食べているシーンを観た瞬間、停止ボタンを押そうと思いました。しかし、何とか堪え続きを観ると卒倒しそうな映像が……
 それはホリーの住むアパートの最上階の住人を観た時でした。すかさずデッキからDVDを取り出して叩き割ろうと殺気立ったのですが、さすがにレンタルDVDなので唇から血を流して理性を保ち何とか踏みとどまりました。他人様の物を壊すのはよくないことですから。
 私個人の見解としては映画『ティファニー〜』を観るのなら原作を読むな! ということです。しかしそれを振り切り観るというのなら、私は止めません。「呪いの館に行ってはいけない」という忠告を敢えて無視して呪いの館に踏み込んでいく人をどうして止めることが出来ようか……
 閑話休題
 W・アーヴィング著『スリーピー・ホローの伝説』を土台にした映画『スリーピー・ホロー』。
 この映画面白いです。首が刎ね飛ばされまくりますが……
 配役:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ。監督:ティム・バートン…………

 だから何?
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Kill Bill
2007-08-20 Mon 04:40
『Kill Bill』は字幕で見るに限る。
 昨日というか今日未明に放送されていた吹き替え版『Kill Bill』を「観た」、というより「つい観てしまった」のだけれど、日本人ならこの映画は字幕で観るべき。観ることをお薦めする。
 この映画の善し悪し云々、評価云々は個人によるものであるのは重々承知の上であるが、ユマ・サーマンとルーシー・リューの決闘シーンは是が非でも吹き替えではなく字幕で観てもらいたし。
 字幕というより演者自身の声で観ていただければ抱腹絶倒間違いなしだと感ぜられるのだが……まぁ、感覚というのは千差万別どころか億差兆別ともいえるのでなんともいえないが、たどたどしいを遥か彼方に通り越えた2人の日本語のやり取りは鑑賞するに充分に値すると思われる。一見というか一聴されたい。
 よくO.K.したな、と思うこと請け合い。

 兄
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